不安の種類、感じ方と対処法

最終更新: 10月10日



この投稿では、本当は不安をどのように感じるか、種類の異なる不安障害の違いの解説、そして対処方法をご説明します。

不安を感じる事が正常で健康的な反応であるならば、我々の感じている不安が正常な不安であるのかを、どのように判断すれば良いのでしょうか。全般的に感じている不安が障害なのか、もしくは障害になりつつあるのかをどの様に判断すれば良いのでしょうか。

新型コロナウィルスの影響もあり、生活の急激な変化もありメンタルヘルス啓発運動が強力に推進されています。特に新型コロナウィルス、それに関連する不安や不安障害が注目されています。

ニューヨークタイムズは過去8年間で不安に対するGoogleの検索率は2倍以上増え、過去10年間で一番不安に関する検索が多かったと報道しました。

しかし、不安に関する情報が取り上げられる事によって誤った情報も流れる様になりました。少なくとも不安がどの様なものであるか、個人が不安をどの様に感じるか、症状として現れた場合の形態や対処の仕方に関する深い理解には至っていません。この投稿では、最も多くの方が疑問に感じる事柄について解説します。すなわち、本当は不安をどのように感じるか、種類の異なる不安障害の違い、そして対処方法をご説明します。




不安とは何か。なぜ不安を感じるのか。


不安に関する感情は多くの場合、一般的に心配する感情、または心配する思考回路と混同しがちです。しかし「不安」という言葉は多くの異なる不安障害を総称する用語であり、各症状は精神的、感情的、肉体的要素を包み、重複する症状もあれば独自な症状もあります。全ての不安障害は緊張感、心配症、血圧の上昇等の身体的変化を含むいくつかの顕著な指標によって特徴づけられます。他の一般的な症状には強い恐怖、めまい、心臓の動悸、震え、胸圧または胸の痛み、現実から切り離された感覚や解離、しびれ等があります。しかし不安は特定の障害や人によって感じ方が大きく異なる事を留意する事が大切です。後ほど説明しますが、不安障害は種類によって特定の症状があります。

潜在的な危険または傷つきそうな状況に直面した時、不安は人体で最も自然で必要な反応の一つです。身体が危険にさらされていると感じると、不安に対する多くの生物学的反応が起きます。すなわちアドレナリン・ホルモンの増加によって心拍の増加、発汗、周囲に対する意識と感受性の向上等です。これらの生理学的変化によって我々は潜在的に危険な状況を回避する、または闘う為の行動を取る事が可能になります。それが「闘争か逃避」反応と呼ばれる、よく知られている現象です。

潜在的に危険で身体的に命を脅かす様な状況は21世紀では少なくなっていますが、仕事、経済的な要因、家庭生活、そして個人の注意を完全に必要とするその他の重要な問題に関して不安を感じる様になりました。国際線の飛行機に乗り遅れてしまいそうな時や上司や同僚の前で提案を発表する前に感じる不安は不快かもしれませんが、実際には最高のパフォーマンスを行う為に必要なプレッシャーかもしれません。この場合、あなたの体は予定の便に十分間に合う様、もしくは友人や家族の前で数回プレゼンの練習をする時間を確保する為にご自身が意図した1時間前に目が覚めたりします。




不安障害


時には不安を感じる事が正常で健康的な反応であるならば、我々の感じている不安が正常な不安であるのかを、どのように判断すれば良いのでしょうか。すなわち、全般的に感じている不安が障害なのか、もしくは障害になりつつあるのかをどの様に判断すれば良いのでしょうか。

通常では散発的に感じる恐怖や心配事の一般的な感情がより持続的になると不安障害に発展すると考えられています。多くの場合、感情が激しくなったり、気が散ったり、機能不全に陥ったりすると不安障害が一般的な不安感と区別されます。多くの場合、不安障害は身体的な症状も伴います。多くの場合、継続的な不安によって通常の活動である様な仕事に行く事や、長い間音信不通になっている友人と会う事も難しくなります。

米国の不安うつ病協会によると、不安障害は米国で最も一般的な精神疾患であり、毎年18歳以上の成人4,000万人、もしくは人口の約18.1%に影響を及ぼしています。不安障害は、主に下記の6種類に分けることができます。これらの特定の不安によってどのような気持ちになるのかを知る事は、あなたが苦しんでいる不安の種類を特定するのに役立ち、対応し、治療を受けやすくなる可能性があります。


1. 全般性不安障害 (GAD)


全般性不安障害(GAD)は、最も広範囲で一般的な不安障害の1つであり、過度で長期的な心配事によって特徴づけられます。GADを患う人は、特定の引き金によって深刻で不合理な懸念を経験する事があります。この引き金となるのは多くの場合、人生における不特定な出来事、物体、思考、または状況です。しかし、個々の引き金は不安障害に苦しんでいる個人からは特定できない事がよくあります。昭和大学医学部精神医学教室の上島国利教全般性不安障害(GAD)について日本人のGAD有病率が3.2%で年齢構成を加味した人口換算は295万人に上るのに、知名度が低いことなどから8割以上が未受診であるとの調査結果を報告し ました。また女性は男性の2倍以上影響を受けやすいです。

2. パニック障害


パニック障害は激しい恐怖と不安の短く予期せぬ「発作」によって特徴付けられます。急に数分間続く恐怖を感じ、それに伴って息切れ、心臓の激しい鼓動、身体の揺れや震え、発汗、衰弱やめまい、死ぬ恐怖等を経験した場合、あなたはすでにパニック発作を経験されたかもしれません。パニック発作は一般的に強いストレスを受けた時に起きますが、パニック障害は予期せぬ時に発作が繰り返し起き、より多くのパニック発作が起きる恐怖が特徴です。パニック障害は400万人の成人、もしくは日本の人口の2~3%に影響を及ぼし、男性よりも女性が患う可能性が2倍高いです。(生涯有病率はさらに高くなります)。パニック発作だけならば、10人に1人の割合で、生涯1度はパニック発作を起こすことが知られています。


3. 社会不安障害


社会不安障害は社会的状況で判断されたり、恥ずかしい思いをしたり、否定的に評価されたり、拒絶される事に対する強烈な恐れが特徴です。プレゼンやパフォーマンスの前に緊張するのは普通ですが、社会不安障害の人は特定の出来事や状況に至るまでの数日間もしくは数週間を心配しながら過ごす傾向があり、その状況を完全に避ける可能性もあります。社会不安障害に苦しむ人はまた、自分の行動や外見が不安そうに見えたり、ぎこちないように見える事を常に心配したり、愚かで風変り、退屈だと思われる事を常に心配するかもしれません。自分の感じている不安は過剰で不合理だと認識できるかもしれませんが、改善はできません。社会不安障害はまた急速な心拍数、吐き気、発汗を含む多くの強い身体症状を引き起こす可能性があります。米国での社会不安障害の生涯有病率(一生のうちに病気にかかる人の割合)は約14%といわれ、精神・神経疾患の中では「うつ病」「アルコール依存症」に次いで多い疾患となっています。 日本でのSAD人口は約300万に影響を及ぼしています。


4. 強迫性障害 (OCD)


不安障害の主な6症状のうち、強迫性障害(OCD)は引き金を恐れたり避けたりするのではなく、唯一、強制や強迫観念の反復を含みます。強迫観念は不安を引き起こす思考、衝動、または精神的なイメージを繰り返し経験する事を含みます。一方、強制は強迫観念に応じて繰り返し同じ行動を実行しなければならない衝動を感じて、行う事を指します。人間誰しもドアがロックされているか、玄関ポーチの明かりが消えているかを確認する様な儀式や習慣を持っていますが、強迫性障害の人は自らの考えや行動をコントロールできず、その為に日常生活の中で重大な問題を抱えます。社会不安障害と同様に、OCDを患っている人は自分の行動が過剰で正当な理由がない事を認識できますが、多くの場合、止める事はできません。


5. 心的外傷後ストレス障害(PTSD)


心的外傷後ストレス障害(PTSD)は衝撃的で恐ろしい、または危険な出来事を経験した後に発症します。多くの人が生涯のある時点でトラウマになり得る出来事を経験しますが、PTSDを経験する人は約8%のみです。トラウマとなるような出来事を経験した後にストレス、不安のプレッシャーで悩まされる事は一般的ですが、PTSDはこれらの症状が1ヶ月以上続く場合に発症すると考えられています。PTSDを患う人はストレスや不安、圧倒される様な感情と共に、その出来事に関する繰り返しの考えや悪夢、睡眠障害や食欲不振、意思決定の難しさ、怒り、罪悪感、支離滅裂な感情や集中力の低下等の多くの症状を経験する可能性があります。


6. 恐怖症


GADとは対照的に、恐怖症障害は一般的な事象ではなく、特定の状況や物事を中心に展開します。特定の恐怖症は多くの物体、人、動物、または状況に対する強くて不合理な恐怖を伴います。この特定の恐怖症に苦しむ人は多くの場合、職場、学校、個人的な関係、または日常生活の中で正常に機能するのが困難になる様な圧倒的で破壊的、誇張された恐怖を感じます。恐怖症はほとんどの場合は予期せずに起き、症状も突然発症します。特定の恐怖症を考えるだけで深刻な不安を引き起こす可能性があります。




不安障害に苦しんでいる場合の対応


重度で継続的な不安を抱えながら生きる必要はありません。不安障害を管理し、克服する為に家庭で実施できるリラクゼーション法や演習があります。また一貫した長期的な改善を期待できる認知行動療法もあります。治療を受けると大半の人が最終的には不安を管理し、引き金に立ち向かう事ができます。大切なのは、あなたの不安の症状を認識し、それに対処する為の適切な措置を取る事です。また症状が続く場合には医師と他の選択肢を相談する事が重要です。


最後に


呼吸があなたの傘になる。実践して分かったスタンフォード式呼吸のメリット

スパイア ストーンはスタンフォード大学7年の研究、医療データを基に設計されています。

呼吸は、ストレスや不安を軽減する以上のものです。研究により、集中力と生産性を高め、痛みや緊張を軽減し、さらに血圧を下げることが示されています。

今、スタンフォード式でのマインドフルネストレーニングを取り入れる最も手頃な価格、最高品質、かつ技術的に高度で正確な製品だと期待できます。

新型コロナウィルスでの生活環境の変化へのストレス対応スキルの習得、より多くの人々に日々の生活の中で心身のコンディションを整える機会に使ってくれることを願っています。 

『今あなたのいる場所が心身をリラックスさせるスタジオになる』をテーマに設計された最高品質ツールです。